外壁のおはなし
こんにちは、㈱佐藤工務店スタッフの岩間です。
このところ、暑かったり、雨が降ったりとはっきりしないお天気が続いておりますが、皆様いかがお過ご
しですか?
外は、雨が降ったり、太陽の強い日差しにさらされたりと、なかなか過酷な環境にあります。
今回は、そんな過酷な環境に十何年、いや、何十年とさらされている外壁のお話しです。
(屋根もそうなんですけど、下から見上げるとあまり見えないんで、屋根のお話しはまた別の機会に)
例えば、こういったお宅、
公園越しに見える素敵なお宅です。タイル調の外壁ですね(^◇^)
近寄ってみると、
あ、釘の頭が見える。この外壁はサイディングですね。
(分かりやすい画像が無かったので色が変わっちゃってますけど?)
遠くから見ると、結構本物のタイルっぽく見えますが、近づくとサイディングって分かりますね。
このサイディングって材料は建築資材の中では比較的新しい物だと思います。
確か、ニチハという老舗メーカーが1971年に発売したので、40年くらい経ちますかね。
でも、長い日本の住宅建築の歴史からみると、まだ40年しか経ってないとも言えると思います。
その後、1980年ごろに松下電工(現パナソニック)やクボタといったメジャーな会社が発売
し始めて、それまで外壁と言えばモルタルが一般的でしたが、少しずつサイディングが普及し始めた
と思います。何が言いたいかというと、まだ40年しか経っていない商品が、外壁として貼りあがった
後、何十年と外気にさらされてどうなるのかは、作った会社も正確には予測できなかったと思います。
なので、こういった釘の頭が見えるといった不測の事態が起こったんだと思います。
では、
サイディングって、どんな物かと言いますと、板状になっていまして、それを釘で留めていくんです。
こんな風に。
その後、その釘の頭を塗料を塗って目立たなくするんです。
ね、釘がどこにあるか、全然分からないでしょ?出来上がった当初はいい感じなんです。
でも十何年か経つと
こうやって釘の頭が見えてきちゃうんですね?
でも、こうなったからといって、性能が落ちるなどの問題が発生する訳じゃないんですけど、
なんかねぇ、見た目があんまり良くないかなと。
そこで、メーカーさん、この状況を黙ってみているわけでは無く、一生懸命技術開発を進めて、
何とか釘の頭が見えなくなる方法はないかと考えたわけです。
そして、ついに出来ました!釘頭が出てこない工法。名付けて、「金具留め工法!」
じゃじゃーん
これで、釘頭問題は一気に解決です。
というわけで、サイディングは金具留め工法がお勧めです(^◇^)というお話しでした。
(サイディングの歴史を語り始めたあたりから、このブログいつ終わるんだ?という
不安にかられながら書いたので、後半は話しを大分はしょってしまいました?)
では、また。
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